明日をひらく窓 《平成15年 3月10日発行》


♪新たな旅立ちを祝って!

 厳しかった寒さも和らぎ春は駆け足でやってきました。小道の草木や樹木の芽も膨らみはじめ、春の息吹を感じるこの頃です。
 3月は卒業シーズンです。登別市ではめでたく卒業証書を手にし、新たな旅立ちを遂げる児童生徒数は、小学生454名、中学生536名です。ご卒業おめでとうございます。
 保護者の皆さん方は、お子さんの立派に成長された姿に感無量で喜びもひとしおのことと思います。
 お子さんの成長に心からお祝い申し上げるとともに、将来実り豊かで明るく輝かしいものとなることを祈っております。



★あなたは 毎週の土曜休業日について どう思いますか?

       アンケート調査では、次の回答でした(%)

小2 小4 小6 中2
よかった 50.5 59.4 50.0 47.4
特に変わらない 40.4 32.2 39.0 41.2
よくない(困る) 9.1 8.3 11.0 11.4
       「よかった」と答えたその理由:複数回答(%)                                   

小2 小4 小6 中2
家族と過ごす時間が増えた 38.5 43.2 28.9 11.6
ゆっくり休んだり、寝たりできる 43.0 48.1 54.9 76.2
友達と遊んだり、自分の時間が持てる 50.0 57.2 68.6 58.6
自分で好きなことや勉強ができる 37.0 27.2 29.4 22.8
部活動やスポーツ少年団の時間が増える 2.0 5.3 7.8 18.5
塾や習い事の時間が増える 4.0 2.5 1.0 1.3
地域の行事やボランティア活動に参加できる 1.5 0.8 2.0 0.9
その他 2.5 5.3 5.9 3.0
      「よくない(困る)」と答えたその理由:複数回答(%)

小2 小4 小6 中2
学校の授業が大変になる 66.7 35.3 66.7 60.7
楽しみな学校行事が少なくなる 61.1 26.5 6.7 23.2
何もすることがない 83.3 47.1 31.1 17.9
塾や習い事の時間が増える 27.8 8.8 8.9 1.8
部活動やスポーツ少年団の練習が増える 2.8 5.9 6.7 32.1
学校での友だちに会えなくなる 66.7 38.2 37.8 19.6
その他 19.4 29.4 15.6 12.5
※ 登別市教育委員会 平成14年11月調査
回収数
小学2年生 396名
小学4年生 409名
小学6年生 408名
中学2年生 490名
 《アンケート調査から》
 完全学校週5日制がスタートして、早くも1年が経過しようとしています。毎週土曜休業日について調査したところ、各学年の約半数の子ども達が、歓迎しています。その理由では、「ゆっくり休んだり、自分の時間が持てる」とする割合が高くなっていますが、中学生で「家族とのふれあい」の割合が低かったのは残念です。一方、よくないと答えた理由の中では、「何もすることがない」(小2)「学校の授業が大変」(小2・小6・中2)が多く、今後の課題です。


★〜小さな命 大きく育って〜
  
富岸小学校でサケの卵がふ化したよ!

 3年生の総合的な学習の時間で、校内の水槽の中で育てていたサケの卵200粒が、3学期に入り元気にふ化し、水槽で気持ちよく泳いでいます。児童たちは、小さな命の誕生に感激しながら、連日稚魚を観察しています。
 栄養素が腹部に詰まり赤く染まった稚魚たちも、3月上旬には体長も4センチ程になり、4月下旬には現3年生の手で富岸川に放流されます。

 富岸小学校のサケのふ化・飼育の取り組みは、今年で4年目になります。奥崎教頭先生のお話では、「一昨年、富岸川に先輩が放流したと見られるサケ数匹が上がり始めました。」とのことです。指導している小枝教諭は、「環境教育の一環として、きれいな川について、子どもたちに考えさせたい。」とおっしゃっていました。児童の千葉慶希君・木村美咲さん・藤谷智紀君たちは、「赤い真珠をお腹にかかえ、元気に泳いでいるのが不思議です。小さくてとても可愛いです。3年後元気に帰ってくると嬉しいなあ。」と目を細めながら水槽を眺めていました。
 サケの稚魚たちは、水槽の中で自由奔放に泳ぎまわり、そろそろ旅立ちの準備をしています。

★これまでの常識では通用しない問題が増えています!

 親は、子育ての不安、いじめや不登校、引きこもりなどで悩みを抱えたとき、家族や友人などに相談することが多いものです。しかし、それだけでは解決できないときも少なくないのです。
 社会の急速な変化や家庭の多様化から、これまでの教育や子育ての経験だけでは適切な助言が難しい問題も多いからです。
 そういうときは迷わず専門家に相談してみましょう。
 学校の先生、スクールカウンセラー、家庭教育相談員、児童相談所など様々な相談機関があります。それぞれの特色を知り、相談内容にふさわしい機関を選び、勇気を出して相談しましょう。


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